3本性論 統一思想から見た実存主義の人間観

五 統一思想から見た実存主義の人間観

本来の人間のあり方を追究した代表的な哲学者たちが実存主義者である。実存主義者によれば、人間は現実社会において、本来の姿を失って、絶望し、不安にとらわれている。そこで彼らは、いかにしたら人間は絶望や不安から解放されるか、生涯をかけて追究したのである。ここでは代表的な五名の実存哲学者の主張を簡単に紹介しながら、統一思想の人間観と比較してみることにする。そうすることによって、本性論の理解をより深めることができると思われるからである。